Airnow Data News 2019

アプリ市場データのエアナウデータ(旧プライオリデータ)2019年のニュースを当ページでお届けします。

国内Apple App Store
ゲーム以外アプリ
年内累計ダウンロード数・売上金額トップ10

2019年12月27日

2019年もあと数日で終了し、新年を迎えるシーズンとなりました。そこで今回は、2019年を総括する第一弾として、ゲームを除いたApple App Storeでの本年累計(2019年1月1日-12月12日)のダウンロード数、売上金額のトップ10のアプリを調べてみました。

まずダウンロード数トップは、QRコード決済アプリの「PayPay」。キャッシュレス決済普及の波に乗り、2018年12月4日から開始した「100億円あげちゃうキャンペーン」で一気に知名度、ユーザー数、扱い店舗数を急増させ、1,400万に迫るダウンロード数を記録しています。

その他2019年で注目のアプリは「Amazon Prime Video」。Amazon Prime会員として他のサービスも受けられることに加えて、動画サービスでは、本年オリジナル作品を続々と投入してダウンロード数を加速させています。

また第5位の「SODA」は、かつて「SNOW」をリリースして世界的に大ヒットした写真加工アプリの最新版。最新スマホのカメラ機能に合わせ、誰でも綺麗に写真が加工できる「ナチュラル盛り」が女性に支持されてこの結果になっています。

その他2019年ダウンロード数で注目すべきアプリは、画像認識技術とAIを利用して、自分がどの有名人の顔に似ているのか診断してくれる「そっくりさん有名人診断」、クーポンチャネルを新設して、TVCFで大々的に宣伝した「SmartNews」、カラオケ市場が減速している中、一人でカラオケを楽しめる無料カラオケ採点アプリ「Pokekara」が挙げられます。 

Figure 1 :

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(Source : Priori Data, Apple App Store, January 1 - December 12, 2019, Japan)


次に同期間での売上金額トップ10です。トップは「LINEマンガ」、第2位はSNSの「LINE」、第3位は「LINE Music」となっており、ゲームを除いたカテゴリではでは、LINEが上位3位までを独占しています。

トップ10中、ゲームを除いたカテゴリで売上金額が高いのは、まずコミックで、これは「LINEマンガ」「ピッコマ」が牽引しています。第2位はSNSの「LINE」ですが、ここでの売上はスタンプがメインとなります。

第3位は「Pairs」「タップル誕生」「Tinder」等の出会い系のアプリで、これは「YouTube」「Abema TV」「Netflix」等の動画系アプリを上回る結果となっています。

最後は音楽系の「LINE Music」となっており、国内Apple App Storeでのゲームを除いたカテゴリでは、コミック、SNS、出会い系、動画、音楽のアプリが売上の上位に位置していることが分かります。

Figure 2 :

Figure 2
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(Source : Priori Data, Apple App Store, Japan) 

Priori dataのappScatter社がAirpushグループを併合し、新社名を「Airnow plc」へ

2019/12/24

弊社が国内販売を手掛けるアプリダウンロード&売上げ額情報サービス、「Priori data(プライオリデータ)」の運営企業である英国appScatter(アップスキャッター)社が、Airpush(エアープッシュ)社との併合手続きを2019年12月17日に完了しました。社名は「Airnow plc(エアーナウ)」へ変更され、新CEOはPhillip Marcellaが着任。世界130万社のアプリデベロッパーと2億5千万台のモバイルを繋ぐインテリジェンスプラットフォーム企業として、英国株式市場への再上場が2020年に予定されています。

Airpush社の併合が完了
2019年12月13日のappScatter総会における満場一致により、Airpush社の買収を含む全ての決議が可決しました。これにより、2019年12月17日付で合併手続きが完了しました。

合併後の新社名
Airpushグループの合併後の新社名は、「Airnow plc」となりました。TIDM(英国証券コード)は、英国ロンドン証券市場へ再上場後に変更されます。

合併によるビジネス戦略
この合併により、一層の戦略や収益、財務強化が実現しました。
これにより、革新的な技術を有するエンドツーエンドプラットフォームを、世界中のモバイルアプリ開発企業やパブリッシャーへ提供できることになります。弊社グループの製品・サービスは、作成から配布、管理、マーケティング、マネタイズ、セキュリティまでを含みます。

Philip Marcella(Airnow社新CEO)からのご挨拶
「この度、130万社のアプリデベロッパーと2億5千万台のモバイルを繋ぐインテリジェンスプラットフォーム企業となった弊社は、一層多くのパートナーシップを頂戴しました。2020年は飛躍の年になるに違いありません。Airpush チームの方々や株主、関係者の皆様のサポートに感謝しております。」

日本法人の新社名「Airnow 株式会社」
弊社とappScatter社は合弁で、appScatter 株式会社(アップスキャッター株式会社)を2019年7月に設立しております。この度の本社の名称変更に伴い、日本法人も「Airnow 株式会社(エアーナウ株式会社)」に改め、パートナー企業の皆さまとともに日本事業の準備に入らせていただきました。

≫ 英詳細の記事はこちらから

インターアローズ、英国appScatterと提携し、appScatter日本支社を開設

2019年7月9日

東京に本社を構えるインターネット・コンサルティング・サービス会社、株式会社インターアローズ(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO:男沢 洋二、以下「インターアローズ」)は、2019年7月8日、アプリ管理およびデータインテリジェンス・プラットフォームを提供する英国上場企業appScatter Group plc(AIM:APPS、アップスキャッター・グループ・ビーエルシー 以下「appScatter」)との合弁事業(「JV」)契約に署名したことを発表しました。これにより、インターアローズは、appScatter社が持つスマートフォン・アプリストア・データ「Priori Data」(プライオリデータ)ブランドのアジア市場における販売を拡大していく予定です。
 
インターアローズは、全世界のIT業界全体における技術動向の調査と評価を通じて、革新的なインターネット・コンサルティングサービスを提供しています。同社の顧客には、セールスフォース・ドットコム株式会社、Indeed, Inc.、ヤフー株式会社等、多数の大手企業が含まれます。
合弁会社は当初、日本において「Priori Data」のプラットフォームを提供しその基盤を築く予定です。両社は、日本のアプリ市場の重要性を認識しています。日本のアプリ市場は、2017年に137億米ドルに達し、中国と米国に次いで3番目に大きな市場規模となり、2022年までに209億米ドルに成長すると予測されています。
appScatterのCEO、Philip Marcella(フィリップ・マーセラ)は、今回の提携に関して次のようにコメントしています。
「インターアローズと提携して、appScatterの「Priori Data」ブランドを、日本に本格的に導入できることを非常に嬉しく思っています。日本は、アプリ管理会社にとって魅力的な成長市場であり、当社にとって収益のさらなる成長の機会を提供してくれます。インターアローズのチームは、強力で詳細な技術的専門知識を有しており、この契約は、当社のアジア地域でのビジネス領域をさらに拡大します。当社のビジネス戦略は、あらゆる主要地域における事業開発を継続的に拡大することです。」 

appScatte Group plcについて

appScatterはスケーラブルなB2B SaaSプラットフォーム提供会社で、アプリ開発会社とパブリッシャーは、自社のアプリをApple、Google以外の世界中のアプリストアに配布することができ、それらのアプリを管理することができます。 さらに、集中化されたプラットフォームにより、アプリ開発会社とパブリッシャーは、プラットフォーム上のすべてのアプリストアで、自社アプリや競合アプリのパフォーマンスを管理および分析が可能です。

インターアローズ とは?

インターアローズは、 デジタルマーケティング&ソリューション・エージェンシーであり、ICT世界市場における技術動向の調査および評価を通じて、革新的なインターネットデータおよびソリューションサービスを顧客に提供しています。 同社はまた、グローバルな技術とビジネスを日本に紹介することを専門としています。戦略的海外パートナーには、Priori Data、Comscore、Kissmetrics、およびMailUpがあります。 インターローズは東京とロンドンにオフィスを構えています。

本件に関するお問い合わせ先

〒141-0021東京都品川区上大崎4-5-37山京目黒ビル406
株式会社インターアローズ
担当:高橋治彦
TEL:03-6431-8022
E-mail : takahashi@interarrows.com
interarrows : www.interarrows.com
Priori Data : www.prioridata.net 

2019年5月、国内Apple App Storeダウンロード数急増アプリ

2019年7月2日
国内Apple App Storeのダウンロード数推移を調べてみると、本年4月から5月にかけて急激にダウンロード数を増加させているアプリとして、SNSの「Snapchat」と無料ゲームの「Traffic Run!」が挙げられます。

Figure 1:
2019年4月-5月
国内Apple App Store ダウンロード数急増アプリトップ10

Figure 1 : 国内Apple App Store「教育」カテゴリ ダウンロード数トップ10

「Snapchat」は2011年7月にリリースされ、投稿した画像や動画が自然消滅する機能が人気を博し、全世界的に大ヒットした米国発のSNSです。日本においても2016年5月には月間80万に迫るダウンロード数を記録しましたが、その後は低迷していました。

 その「Snapchat」が本年5月には月間170万を超えるダウンロード数を記録してます。理由は、写真・動画編集機能を進化させ、自分の画像・動画を子供や異性に再現してくれる「子供フィルター」「男性フィルター」「女性フィルター」等のユニークな機能を導入したことが考えられます。これが国内多数のマスコミに紹介され、このようなダウンロード数急増を実現させたと推察できます。 

FIGURE2 : (Source : Priori Data, Apple App Store, May 2015 - May 2019, Japan)

Figure 1 : 国内Apple App Store「教育」カテゴリ ダウンロード数トップ10

FIGURE3: (Source : Priori Data, Apple App Store, May 2019, Global)

Figure 1 : 国内Apple App Store「教育」カテゴリ ダウンロード数トップ10
Figure 1 : 国内Apple App Store「教育」カテゴリ ダウンロード数トップ10

2018年 ゲームパブリッシャー 年間売上金額ランキングトップ10

2019年3月18日
国内Apple App Store、2018年国内ゲームパブリッシャー年間売上金額トップは「BANDAI NAMCO Entertainment Inc.」。ヒット作「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」のみならず「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」等複数のタイトルをヒットさせてこの結果をもたらしています。

 2018年の国内ゲームパブリッシャーの売上で特記すべきは、過去売上金額で上位を独占していたゲームパブリッシャーの売上金額が大幅に減少していることが挙げられます。

 具体的には、「モンスターストライク」を運営している「XFLAG, Inc.」、「パズル&ドラゴンズ」の「GungHo Online Entertainment, Inc.」、「星のドラゴンクエスト」の「SQUARE ENIX」、「LINE:ディズニーツムツム」の「LINE Corporation」、「白猫プロジェクト」の「COLOPL, Inc.」の売上金額が、2017年に比較して大幅に減少しています。 

FIGURE1: (Source : Priori Data, Apple App Store, FY2018, Japan)

Figure 1 : 国内Apple App Store「教育」カテゴリ ダウンロード数トップ10


この傾向は、Google Playではさらに顕著で、2018年売上金額トップ10内のゲームパブリッシャーの中で、7パブリッシャーが前年の売上を大幅に下回る結果となっています。

 逆に2018年、前年売上を上回ったゲームパブリッシャーは「BANDAI NAMCO Entertainment」「KONAMI」「Niantic, Inc.」のみとなっています。
Figure 2 : (Source : Priori Data, Google Play, FY2018, Japan)

Figure 1 : 国内Apple App Store「教育」カテゴリ ダウンロード数トップ10

最新アジア スマートフォンアプリ市場

2019年2月25日
アジア主要国のApple App StoreとGoogle Playの市場規模を、2018年の通年で見た場合、最大の市場は中国。中国はGoogle Playのサービスが禁止されているため、Apple App Storeのみとなりますが、その市場規模は7億ドルに迫る金額となっており、第2位の韓国の3倍以上の市場規模となります。

 アジア主要国で、中国以外の国の特徴として特記すべき内容は、携帯端末の普及状況からGoolge Playの市場規模がApple App Storeを上回ることが挙げられます。特に韓国、マレーシア、インドネシア、ベトナムのGoogle Playの売上金額は、全売上金額の70%を超えています。また人口が多く市場拡大の期待値が高いインド、インドネシアは、まだスマートフォンアプの課金率は低く、市場規模ではマレーシア以下の市場に止まっています。 

FIGURE1: (Source : Priori Data, Apple App Store & Google Play, FY2018, Asia)

Figure 1 : 国内Apple App Store「教育」カテゴリ ダウンロード数トップ10