ヒット予測1位の移動革命「Miles」VS「トリマ」など
国内ライフスタイル人気アプリ
2021年12月15日
コロナ亜種の出現や世界感染数増加の懸念はありますが、国内での新型コロナの感染数が低調である今、人々は再び、行動範囲を広げています。Airnow Dataによる2021年11月度国内「ライフスタイル」アプリの人気TOP10では、“外出をお得に楽しみたい”という消費者のマインドが見えてきました。
Figure 1:
国内「ライフスタイル」アプリ2021年11月度
月間ダウンロード数対前月増加数TOP10 (iOS)
Airnow社 : Airnow Data調べ
話題沸騰の「Miles」
2021年11月度、国内「ライフスタイル」アプリで最も前月からダウンロード数が増加したのが、世界中の全ての移動でマイルが貯まるアプリ「Miles(マイルズ)」です。移動手段ごとに獲得ポイント倍率が異なり、エコであるほど高倍率となります。例えば、飛行機なら0.1倍、徒歩なら10倍です。貯まったポイントはファミリーマートのコーヒー券やアマゾンギフト券と交換出来ます。
「Miles」スクリーンショット
2019年に米国コネクトIQラボがスタートした、この「Miles」ですが、2021年10月に海外初進出となる日本でも公開するや、その97%のダウンロード数が日本からとなりました(下図)。
Figure 2 :
「Miles」2021年11月度
国別シェアと各国月間ダウンロード数(iOS)
Airnow社 : Airnow Data調べ
ポイ活アプリ「トリマ」
一方、対前月比ダウンロード増加数の第二位は以前、当メルマガでも取り上げた「トリマ」です。“ポイ活“の代表アプリとして安定した人気を誇り、11月度月間ダウンロードの”総数”ではライフスタイルアプリの第一位です。3D地図データなど位置情報技術のロケーションインテリジェンスカンパニーのインクリメントP社が2020年10月から公開し、一年間で累計ダウンロードが500万回を超えました。
「トリマ」スクリーンショット
「Miles」との違いは、徒歩などエコ移動のポイント優位度は無いので、つまり出張や旅行など長距離が多い場合に効率よくポイントが貯まる点です。ポイ活ユーザーの多くは、ふたつのアプリを同時導入して、ダブルでポイントを貯めているようです。
下図のように、「Miles」は日本公開直後から、また「トリマ」も同程度のスパイクを間欠的に記録しています。ただし「Miles」は、11月25日までだった”100万人突破キャンペーン”の終了が理由なのか、またはオミクロン型日本上陸ニュースが契機なのか、12月に入ってダウンロード数が落ちています。
Figure 3 :
「Miles」と「トリマ」2021年9月10日〜12月10日
国内ダウンロード数日別ダウンロード数トレンド(iOS)
Airnow社 : Airnow Data調べ